プリン石鹸とは手作りのゲル状石鹸です。粉の純石鹸とお湯で作ることができます。ゲル状のものは汚れをからめとりやすいので洗浄効果がアップします。
純石鹸は環境に優しいアルカリ性の洗浄剤ですが、洗濯だけではなく、粉石鹸をもっと活用したくなっときに試したいプリン石鹸です。
家の汚れの大半は酸性の汚れですから、石鹸はあらゆる汚れに対応できます。 あらゆる家のお掃除にプリン石鹸を活用できることを知っておくと、応用ができます。
DIYでつくるので、その工程も楽しいですよ♪ぷるっぷるのプリン石鹸はさわり心地も気持ちよいです♪これが楽しいからくせになるんです。
プリン石鹸の作り方参考レシピ
材料
※たくさん作りたい場合は粉石鹸1に対して10倍のお湯を目安に。使う目的に応じて作る量を調節します。1週間くらいで使い切るのがベストです。 耐熱容器のガラスジャーやポンプボトルを用意してください。
工程
ミルクパンやポットでお湯を一度沸かします。水道水などを使う場合は一度沸騰させて殺菌を意識すると良いです。
50℃~60℃程度まで覚まします。
容器に粉せっけんを入れ、お湯を注いだらゲル状になるまでしっかりと木べらなどで混ぜ合わせ、しっかり冷ましたら完成です。
ハーブや精油を使ってグレードアップさせる
ハーブや精油をplusして抗菌効果や芳香を楽しめるプリン石鹸も作れます。香りも楽しめるプリン石鹸なら掃除をするひと時もちょっぴり贅沢な時間になりそうです。
タイムやローズマリーなど抗菌作用が期待できるハーブは多いのでハーブ活用の幅も広がります。
ハーブは少量あるだけでも暮らしに役立つので、お庭やベランダで自家製のハーブを栽培するのもお勧めです。
作り方
お湯を沸かす工程で、ドライハーブやフレッシュハーブを適量入れて、抽出させます。その際、芳香成分が逃げないように蓋などをして抽出してください。
1~2分くらい煮詰めたら火を止めて、蓋をして蒸らします。 普通にハーブティーを入れる要領で準備してもOKですが、少し煮詰めて濃く抽出した方がギュッとハーブの成分を閉じ込めたプリン石鹸ができます。
あとは同じように容器に粉せっけんを入れ、50℃~60程度に冷ました浸出液を注いだら木べらなどでよく混ぜて、冷めたら完成です。
精油を使う場合は、10mℓ程度のエタノールに適量の精油を入れて溶かし、お湯を注いだタイミングで入れて混ぜてください。
精油の量は200mlのプリン石鹸を作る場合は10適~20適を目安にするとよいです。(大量に入れる必要はありません。)
参考として、オレンジの精油は油汚れに効果的なのでナチュラルクリーニングではとても重宝する精油です。ペパーミントやレモン、ティーツリーなどもすっきりとした使用感が出ます♪
プリン石鹸の使い方参考
石鹸はアルカリ性の洗浄剤なので、家中のあらゆる汚れに使えます。水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れには効果がないので注意です。
食器洗いとして
食べ物の汚れは酸性の汚れなのでプリン石鹸は使えます。汚れをからめとりやすいので食器洗いとしても優秀です。落ちにくい場合は重曹をplusして洗浄力を高めましょう。
コンロ周りの油汚れに
石鹸はアルカリ性なので酸性である油汚れには効果的な洗浄剤。さらにゲル状になっているので、油汚れをからめとって浮かせて落としやすくしてくれます。念入りなお掃除に活躍してくれます。
ハンドソープとして
ゲル状なので手洗い用にも使えます。ハーブや精油を加えたものはより効果的なハンドソープとして重宝します。手洗いもナチュラルな洗剤で。
お風呂掃除に
バスタブの皮脂汚れや湯垢に効果的。重曹粉末を加えれば研磨効果も加わってピカピカに。お風呂もナチュラル洗剤でお掃除。
洗濯石鹸としても
靴の洗浄や手洗いの集中部分洗い、もちろん自動洗濯機の洗浄剤としても使えます。ゲル状になっているため溶けやすく、洗浄液も最適化しやすいです。
たくさん作りすぎてしまったり、使い切れなくて古くなったプリン石鹸も洗濯洗剤として使いましょう。その際、セスキ炭酸ソーダや重曹を大さじ2杯程度プラスするとさらに汚れが落ちやすくなります。