クエン酸水や重曹水にお好みの精油を垂らせば、匂いの性質に対応する消臭スプレーができます。 参考となる作り方のレシピをいくつか紹介していきます。
※精油を入れなくても、重曹水、クエン酸水それ自体に消臭効果があります。精油を入れない場合はエタノールも基本的には必要ありません。
精油は油やアルコールに溶けやすいので、エタノールは水との親和性を高めるための乳化剤のような役割があります。
また、殺菌の効果も期待でき、使用期限も長くなります。基本は大体1~2月くらいで使い切るのがベストです。最大3か月程度が限度。なので少量づつ作るのが賢明です。
トイレの消臭スプレー
トイレの主な匂いの原因は尿によるアンモニア臭。アンモニア臭はアルカリ性の性質を帯びているので、クエン酸が効果的。
また、ペパーミントにはアンモニア臭を分解、除去する効果があるので、エッセンシャルオイルはペパーミントをベースに。
さらに柑橘系の精油をいくつかお好みでブレンドすれば、トイレの匂いに効果的な芳香剤兼消臭スプレーが出来上がります。
たばこの匂いもアルカリ性なので中和できますよ。
レシピ参考
- 無水エタノール10ml
- ペパーミント精油 3~5適
- レモン精油 2適
- 精製水 50ml
- クエン酸 小さじ1/4程度
ビーカーなどで無水エタノールに精油を溶かします。そこに精製水を加えてクエン酸を入れてよく混ぜ合わせたら完成。 スプレーボトルに移し替えて使います。
※クエン酸は吸い込むと刺激でせき込むことがあるので入れすぎないように注意です。
生ごみの消臭スプレー
生ゴミは酸性の性質の匂いを放ちます。なので重曹を加えて効果を高めます。精油は虫の忌避効果が期待できるユーカリやハッカがお勧め。消臭効果や抗菌効果も高いです。
他にもペパーミントやシトロネラ、レモングラスなどのハーブ系や柑橘系を虫は嫌います。ゼラニウムやラベンダーローズマリーなどのフローラル系にも防虫効果ありです。
レシピ参考
- 無水エタノール10ml
- ハッカ精油3~5適
- ユーカリ精油2適
- 精製水50ml
- 重曹 小さじ1/4程度
ビーカーなどで無水エタノールに精油を溶かします。そこに精製水を加えて重曹を入れてよく混ぜ合わせたら完成。 スプレーボトルに移し替えて使います。
※重曹は水に溶けにくく、乾いた後に白浮きすることがあるので入れすぎないように注意です。
お部屋の消臭スプレー
お部屋の匂いは布などが原因の場合もあるので、リネンスプレーで布を除菌するのも効果的。
お部屋の匂いは皮脂や酸性の汚れに由来する匂いが多くを占めるのでアルカリ性の重曹をプラスして消臭効果を高めます。 ここでは、お部屋の空間に気軽に使えるようにエタノール濃度は低いレシピを紹介します。
リラックス効果も高いラベンダーやマジョラムがお勧め。精油はお好きな香りをチョイスして。
レシピ参考
- 無水エタノール 10ml
- ラベンダー精油 15適~20適程度(30滴までを目安にお好みで)
- 精製水 90ml
- 重曹 小さじ1/2
※数種類の精油をブレンドしてもOK。季節に応じて変化させて楽しみましょう。
ビーカーなどで無水エタノールに精油を溶かします。そこに精製水を加えて重曹を入れ、よく溶かしたら完成。 スプレーボトルに移し替えて使います。
※精製水が推奨ですが、天然水や水道水でもOKです。劣化は早まるので早めに使いきりましょう。
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