月ノートとは、新月の日を特別な日として設定して、目標や願望、祈りを書き込むためのノートです。ウィッシュノートとも呼ばれます。潜在意識の顕在化や、願望実現に向けてのアファメーションをサポートする目的があります。 また、そんな大きなことではなくても日々の暮らし事を含め、やりたいこと、予定作りとして気軽に月ノートを利用するのも良いものです。物事が進みやすくなっていくことを実感できるはず。 このページでは月ノートの書き方のコツや環境などを紹介しています。
デジタルよりもアナログで
アナログな作業がポイントで、実際にノートと鉛筆で「書く」という作業がもっとも効果的と言えます。お気に入りのノートや鉛筆、万年筆などを用意してスペシャルなひと時を演出することもエッセンスとなります。また、目的に最適化されたウィッシュノートなどもプロデュースされているのでそれらを利用するのも良いですし、ちょっと重厚で大切な思いを込めたくなるような特別なノートもチョイスしてみては。
新月の日と時間を確認する
原則は正確に新月となる時間以降に書くということ。新月の直後がベストとされますが、昼間や真夜中、明け方などが新月に位置する時間となることもあります。基本的に新月の日の夜に時間が取れるとよいですし、午前中などに静かなひと時が確保できればOKです。ライフスタイルに合わせて新月の日を確認し、時間を作ってください。
意識したい心の状態
心の中にある邪念や雑念などを取り払い、まっさらなピュアな状態を意識します。クリアな状態にすることでインスピレーションも降りやすくなります。自分の潜在能力と無限の可能性を素直に信じて念じます。自分は何者にもなれるし、偉大なる個人的現実の本質を備えていることを心に唱えましょう。
環境
静かな場所や自然の音だけが聞こえてくるような、ゆったりとゆっくりと流れる時間を感じられるひと時を選びます。真夜中は理想ですし、明け方なども良いですね。特別な場所を自分なりに設定して、予定を立てるのも良いでしょう。清潔で良い運気が流れてくるような部屋の状態に日ごろからしておくのも大切なことです。静寂に包まれるような空間なら言うことはありません。
書き方
断定系や完了形で書く
断定系や完了形で書くとより、顕在化のスピードが速まります。 「~になりたい」、よりも「~になる」、「~をやる」。「~ができた」というように。
願いは自分が主体となるように書く
他力本願な言葉ではなく、自分が主体となることを意識して書きます。他人を変えようとしたりコントロールしようとする願いは宇宙には響きません。 誰々が~私をサポートしてくれますようにではなく、「私はサポートしたいと思われるような全力で取り組める人間になりたい(なる)」。というように。 誰々が私を評価してくれますようにではなく、「私は誰々にとって魅力的な人間に成長したい(する)」というように。
祈りは利他的な意識で書く
祈り事は、自分の欲望を主体とせずに大きな視点で利他的な意識を強く持って書くと効果的です。
ポジティブで善なる言葉で書く
誰かを陥れるような願いや攻撃的で陰湿な願いはナンセンス。仮にそれをしても、鏡の法則により、すべて自分に返ってきます。 また、否定的な意識や後ろ向きな感情がある場合は、それらを打ち消すような願いを書くとよいです。「心の中のネガティブな感情がすべて浄化されますように」と包含して唱えるのも良いですね。
段階を作って書く
達成したい目標や願いも壮大であればあるほど段階が必要です。逆算してそれを達成するには何が必要で、どうあることが大切なのかを細分化して、ひとつひとつ書いていくと良いです。焦らずに。
すべてはアファメーションである
これまで記してきたことはアファメーションそのものです。アファメーションとはポジティブな言葉で潜在意識を書き換え、よりよい人生へと導いていくこと。願いという目に見えないものをより現実的で論理的な心理学的プログラムとして提唱されているのがアファメーションです。 願望実現には参考にできる書籍がたくさんあります。特にアファメーションについては一読しておきたいものです。
繰り返しイメージングする
月のノートを書いた後は、より詳細に具体的にイメージすることが大切です。より細かいところまでイメージできると目的の達成スピードや祈りの到達スピードも上がります。また、イメージングは日々行っていくと効果的です。 具体的にイメージするにはそれに伴った視覚情報やテキスト情報も多くあることが大切です。それは知識の吸収や勉強も含まれますし、積極的な情報収集も大切な事を意味します。 写真や先人たちの残したものを参考にして、自分の目標のイメージに具体性を持たせていく作業になります。 雑誌の写真をコピーして切り抜いてコラージュを作ったり、ピンタレストやインスタグラムなどのSNSを利用して、自分が達成していることに近い写真や参考になるような写真をストックして繰り返し眺めることで、具体的なイメージがしやすくなります。
欠けていく月の期間のためのなんでもノートを作る
新月の日を具体的に清書する日として、月ノートのサブノートを作るのもお勧め。特に欠けていく月の期間から次の新月に向けて準備を始めるという意味も含まれます。 あいまいな思いやふわふわっとしたイメージや言葉が生まれては消えていく、そんな期間である欠けていく月の期間。 どんなことでもなんでも書き込める小さなノートを用意して自由帳のように書き足しては消し、落書きしては消し、小さな種をたくさん書き留めることができるようにすると良いです。