自然や宇宙に対して謙虚であること
現代医学や科学は宇宙の0.1%も証明できていないというのがまず前提として言えることです。ですから、近代科学に対して妄信的な姿勢は大切な本質を見逃してしまうことがあります。
薬や外科手術、洗濯、散髪、植物、料理に至るまで、あらゆることに月の相や月星座が関係して影響を与えていることは昔から言われてきました。 自然界に無意味なものは一つもなく、いつ、それが行われるのかということも実は目には見えずともスキルや道具などだけではなく密接に関係しているのです。
それは生態系のように互いに関係しあっています。人間は自然から切り離された存在ではありません。人間がいないところには自然は存在しえないし、自然のないところに人間も存在しえません。
月のリズムを意識するということは、偉大な宇宙を分解して分析して把握するという傲慢な姿勢ではなく、自分の感覚を磨きながら自然のリズムをありのままに感じ、五感を通じてまたは第六感をも研ぎ澄ませて、完璧な宇宙を堪能することに他なりません。
縛られないこと
月の影響はまず、知るということから始まります。ただ、それをしなければいけない、守らなければいけないという意識は毒になります。 けっして厳格に二元論的な意識で月と向き合うのは素敵なことではありません。
たとえ、月のリズムと合わないとしても、自分がしたいと思ったことは我慢せずに、適度に甘やかしたり、夜更かしも、逆に頑張りすぎることも、怠けることもあって、それが健全な生き方です。
トータルでコントロールできればそれで問題ないわけですから、人生を豊かにするためのエッセンスであり、行動の参考指針であるにすぎないという柔軟な意識で月のリズムを活用しましょう。
楽しむこと
月を意識して暮らすことは遊びと一緒です。月が実際に様々に影響を与えているということを実感できた時、きっと楽しさを感じられるはずです。
今日の月のリズムを知って、今日は何をしよう、あれをしよう・・・、そんな風に日常を過ごすとたくさんの発見や面白さに出会うのです。
地球という惑星の自然の中で生きているということがこんなにも贅沢で飽きない営みであることを感じさせてくれる楽しみがここにあるのです。
自分が宇宙の一分子であることを自覚すること
私たち自身が小さな宇宙を内包しているという認識はとても大切な事です。 自分自身が創造主であり、主役であるというメッセージを宇宙は常に私たちに届けています。
月の力を意識することは、自然との一体感や、自然のリズムに沿って生きることが人間の潜在能力や幸福をいかに後押しするかを教えてくれます。
地球で生きる私たちが宇宙と調和するための意識を高めていく入り口となってくれるのです。
実践してみること
月のことを頭で知るだけではなく、実際に試してみることが大切な事です。 よく観察し、実際に触れたり、やってみることです。
自分自身の感情や感覚も客観的にみつめて自分のためのリズムをつかんでいくことで、本当の意味で月のリズムを自分が司るようになっていきます。
万人に通用するものは何一つとしてありません。月の相や月の星座の影響は多角的な方向から影響を与えるからです。 基準となるものはあっても、人によって食事法も健康法も、感じ方もそれぞれに違いがあります。
自分にとって、”こうある”ことが心も体も健康で入られるのだと自信を持って言えるように、自分の身体と心に耳を傾けて、自分のことをより詳しく知って、自分なりの月のリズムとの暮らしを確立していけたら素敵な事です。
月の欠損という視点(占星術)
自然科学的な側面とは別に占星術の視点では月は欠損を表すという考え方があります。長い占星術の歴史の中で月を欠損としてとらえる考え方は新しくセンセーショナルでショッキングなものですが、これに対して直感と実感を通して重要な真実として感じています。
月星座(占星術)から導かれる性質はその人に欠損を表しているということの意味は太陽星座とは真逆であることを表しているのです。月はいわば、自分ではない自分を幻想として強制的に与え、その偽りの自分を生きることで生まれる様々な苦しみからの脱却を試し、それすらも成長に利用しようとする宇宙視点の壮大な計画の中に組み込まれた存在でもあると言えます。
この考え方を軸に月の探求を試みていくのが本当の自分を生きるためのエッセンスとなることを確信しています。