咲いたと思ったら束の間、あっという間に散っていく桜。余韻に浸りたくて桜の塩漬けを作ります。
桜茶、桜風呂、さくらごはん、などなど春の香りを少しだけ長く楽しめます。塩漬けにすると香りが強くでるのが魅力で、桜の自然の香りを堪能できます。
ソメイヨシノではなく、ぽんぽんのような八重桜の品種を使います。八重桜はソメイヨシノに比べて、咲いている時間が長く、散るまでに余裕がありますね。4月下旬くらいまでは挑戦できそうです。
2~3輪くらい繋がっている軸がついた状態のものを摘み取ります。しっかりと塩の中に埋まっているようにして保存すれば冷蔵庫で一年は保存がきくようです。まぁ、そんなにたくさん作らずに少量で束の間春の余韻を楽しむくらいでちょうどよいかなと個人的には思ってます。気軽に手軽に作れる方法を紹介します。
材料
八重桜30~50g
(50gくらいが最低限作りやすいかなと思います。)
7~8分咲きでつくるのがよいみたいですが、咲いている状態でも全然大丈夫です。そんなタイミングなかなか難しいよね…
塩 大さじ1 程度
梅酢 大さじ1 程度
保存用の塩 適量
つくり方
たっぷりの水で優しく洗います。水につけておくとほこりや虫がいた場合、浮いてくるので取り除いてくださいね。
ペーパーなどで水気を取ります。バットなどに並べてしっかりめに拭き取ります。
塩、梅酢を振りかけて、全体になじませます。
同じサイズのバットなどがあれば、重ねられるので簡単に仕込めます。その上に重石をして2~3日置きます。
ジッパー付きの袋などに入れて空気をできるだけ抜いておいて置くとよいですね。
2~3日後、じわーと水が出てきて全体に浸かっている状態になっています。
そうしたら軽く絞って水気を取り、なんとなくつぼみのような形にきゅっと整えて、ペーパーを敷いたざるなどに並べて、2日間くらい干します。
カラカラにドライ状態というよりは少し柔らかさ残っている状態でOK。
保存瓶などを用意して、塩を敷き、桜を入れ、また塩を入れて繰り返します。塩は気持ち多めにまぶしながら仕込んでおくと長持ちします。とは言え、30~50g程度なので、気持ち程度の量しかできませんが春の名残を楽しめます。
楽しみ方
塩抜きして楽しむ
使う分だけ取り出して、水で流し、5分くらい水につけてから使います。
お湯を注いで桜湯(茶)で楽しむ。
炊いたご飯に適量混ぜ込んでさくらごはんに。
塩抜きせずに楽しむ
適量をそのままお風呂に入れるか、巾着などに入れてお風呂に浮かべる。
カブや春キャベツなどに桜の塩漬け適量を軽く和えて、浅漬けに。2~3時間置いておくと馴染んで美味しい。