自然とつながる

ナッツや穀物を使う植物性ミルクをつくる。

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植物性ミルクは、アーモンドなどのナッツを使って簡単に作る事ができます。

ミルクという名前で呼ばれますが、乳製品ではないので、ヴィーガンの人や、乳製品にアレルギーを持っている人でも、牛乳の代替ミルクとして飲んだり、料理の材料として使う事もできます。

朝のシリアルや、スムージーづくりなどに取り入れたい植物性ミルクです。

ナッツミルクの中でも、アーモンドを使ったミルクは栄養価の高さと美味しさが注目され、商品化されて流通しているものが手軽に手に入るようになっています。

このページでは、自家製ナッツミルクの作り方を記します。チョイスしたナッツはアーモンドです。

自家製なので、無添加、素材そのままの味を楽しむことができます。

ナッツミルクの作り方

材料

※ナッツ1カップに対しての目安の量です。

水 (浸水用)    3カップ

塩 (浸水用)    おおさじ1

ナッツ(アーモンド) 1カップ

水          3カップ

甘味料        適量(パームシュガー、てんさい糖、希少糖、メープルシロップなど好みで)

※甘味料は甘くしたくなければ入れなくても。

※ナッツは塩分が添加された素焼きのものではなく、生のものを用意します。

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1ナッツを塩水に浸水

ローストされていない生のナッツを使う場合は、一晩(8~12時間程度)3倍くらいの量の水(塩水)に浸水させておきます。ボールなどに入れて、ガーゼなどで覆っておきます。

※塩を使うのは菌の繁殖を抑えて発酵しないように注意するためです。浸水させる際はそれなりに長い時間なので、夏場は特に塩水を使用し、冷蔵庫に入れるようにします。

浸水時間が完了したらザルに上げ、しっかりと水で洗って塩気も抜きます。

※酵素阻害物質を除去するためにも必要なので、この工程は省かないことが大切です。

2撹拌する

ブレンダーなどにナッツ1カップと水3カップを入れ、撹拌します。

※使うナッツの体積に対して水の体積も2倍~4倍を目安にして下さい。濃厚に作るのか、軽めに作るのかは好みで。水は浸水させたものではなく新しい水を使います。

3濾す

ボールなどに、キッチン用ガーゼなどを置き、その上に撹拌したものを流しいれ、絞って漉します。

※ガーゼや漉し布は必ず清潔なものを用意します。丈夫なクッキングシートなどで代用するのも手軽です。

甘さが欲しい場合は甘味料を加えて味を整えます。個人的には甘味料を入れたほうが飲みやすくて美味しいです。

4保存

煮沸消毒した清潔なビンなどに流し入れて保存します。冷蔵庫で2~3日くらいが保存期間の目安ですが、長く保存したい場合は出来上がったミルクを煮沸消毒します。個人的には煮沸して保存しています。味も馴染んで更に美味しくなります。

日にちが経ってしまった場合は、スープやホワイトソースづくりに使って火を通して使います。

※ローミルクは生なので、気をつけます。

漉して残ったカスは、捨てずにプードル(パウダー)として使います。

副産物のナッツプードル

絞って、液体を越した後に残る絞りかすはナッツプードルとして使えます。ナッツプードルとは、ナッツ類を細かく粉状にしたもので、クッキーやケーキなどのお菓子作りなどで使います。

ここで残った絞りカスは、110℃~120℃に設定したオーブンで焦げないようにゆっくりと様子を見ながら乾燥させて、サラサラの状態にしてからストックします。

水分が含んでいる状態だと劣化が一気に進むので注意です。

代表的なナッツプードルはアーモンドプードルですが、ミルク作りと一緒にナッツプードルも手に入ります。

ナッツの数だけナッツプードルも様々です。本来、ナッツプードルはミルサーなどでナッツを挽いて作るものです。

ここでできる副産物的ナッツプードルは、なんちゃってプードルで、豆乳で言うところの「おから」的存在です。

それでも、香ばしい香りを持つプードルはさりげないトッピングとして使えば重宝します。サンドウィッチや、ハンバーガーなどの具材にパラパラとかけたり。サラダやスープにふりかけると香り高くなってコクも出て美味しさがアップします。隠し味的な存在感。

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いろいろな穀物やナッツで作れる植物性ミルク

日本で代表的な穀物から作られる植物性ミルクは、「豆乳」です。他にも「ライスミルク」や「オーツミルク」などバリエーションは豊富に存在します。

特に麦の一種である、「オーツ」は栄養価も高く、コストパフォーマンスに優れているので自家製ミルクの材料として選びやすいです。常用するミルクとしては個人的に一番よく作ります。

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ナッツミルク

植物性のミルクとして、海外ではアーモンドミルクやココナッツミルクなどがメジャーですが、さまざまナッツでミルクを作ることができるので、いろいろと考案して見るのも楽しいです。

ヘーゼルナッツや、カシューナッツ、ピーナッツ、マカダミアナッツ、クルミ、などなどいろいろあります。ナッツの数だけナッツミルクができます。少々贅沢な植物性ミルクと言えるかも知れません。

複数のナッツをブレンドして作ってみるのも面白いです。

シードミルク

種子からもミルクを作ることができます。穀物として扱われる、お米も麦も豆類も種子の一つですが、他にも、「ヘンプシードミルク」、「パンプキンシードミルク」、「サンフラワーシードミルク」などが登場しています。

今まで、使いみちに困ってしまっていた種子から美味しいミルクが誕生するかもしれないので、試してみたいシードミルクです。

種を使う場合の浸水時間は6時間程度です。ヘンプシードなどはそのまま使っても問題ありません。

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植物性ミルク作りで意識しておきたいポイント

生の種子やナッツを使う際には必ず浸水させるということ。さらに、浸水させた水ではない新しい水でミルク作りをすること。

浸水させる意味は、前述したとおり酵素阻害物質を除去したり、種子やナッツにはそもそも毒素(種子ですから、自然界で生き抜くための防衛のための物質とも言い換えられます。)が含まれている場合があるため、この工程を省くとお腹を壊したりすることがあるので注意します。

ナッツ類は12時間程度、種子(穀物)類は6時間程度浸水させるように提唱されています。

厳密には、ナッツや種子によっては浸水させる必要がないものや、短時間でOKのものもありますが、とりあえず一晩、水に浸けておくほうが安全でシンプルです。

また、作り終えたナッツミルクは、生にこだわらなければ煮沸消毒して保存するのも一つの方法です。

試して、作って楽しむ

様々な穀物を組み合わせて作られるミルクも登場しています。

どのナッツや、どのシードが一番美味しくできるのかはわかりません。優劣がつけられるようなものではないですが、いろいろなナッツや、いろいろな豆類、種子が手に入ったら、試してたくなるナッツミルクづくりです。

自家製だからこそ、楽しめる時間があります。