ホールトマトは、シチューや、イタリアン料理、ケチャップ、トマトソース、いろいろと使う場面は多いです。
トマトはいろんな料理に使われ、アレンジも自由自在の食材ですから、自家製ホールトマトとしてストックして、いつでも使えるようにしておければ便利です。
ちなみに、ホールトマトに最適な品種は「サンマルツァーノ」という細長いビジュアルのイタリアン・トマトです。家庭菜園に取り入れる際は「サンマルツァーノ」も検討してみて下さい。
家庭菜園でたくさんトマトが収穫できたら、保存食としても作って置けばトマトを必死で消費しようとしなくても済みます。
自家製の良さは、無添加で作れること。しかも簡単な工程で作ることができます。さらに冷やして、つるっとシンプルに食べるのも美味しくて夏は病みつきになります。
トマトそのままのナチュラルな自然の恵みを、ぎゅっと保存できます。
※保存食づくりの前に、こちらも合わせて参考にしてください。
作り方
①トマトの用意と下準備をします。
トマトの大きさは好みで。ミニトマトや中玉トマト、大玉トマトでも。
※大玉トマトの場合は保存瓶の大きさによります。ここでは480mlの保存瓶に4つの中玉トマトを入れます。市販されているホールトマトも480mlが一般的です。
鍋でお湯を沸かしておきます。(湯剥き用)
氷と水を入れたボールを用意しておきます。
保存容器の煮沸消毒もしておきます。
②トマトの皮を湯むきをします。
トマトの皮に十字に切込みを入れます(ヘタがついていない方の皮)。こうすることで皮が向きやすくなります。
沸騰したお湯の中に、トマトを投入し、10秒~15秒ほどくぐらせ、
素早く、すくって氷水に入れます。
切れ込みのところから皮を剥き、包丁でヘタをくり抜いておきます。
③トマトを塩水or水に漬け込みます。
塩分濃度は0.7%が目安です。
瓶詰めしたトマトと水の総重量に対して0.7%とされますが、水500cc(g)に対して、塩3.5g、もしくは小さじ1/2程度(塩分ひかえめ)を加えて、塩水を作ってしまうほうが楽です。
※水だけの塩分なしで作ってもOKですが、長期保存を目的とする場合は塩は加えたほうがベストです。
煮沸消毒したガラス瓶にトマトを詰めて、塩水or水を注ぎ入れて漬け込みます。
※あふれる程入れずに、2センチくらい余裕をもたせます。
④煮沸消毒と脱気を行って完成です。
煮沸消毒と脱気をしっかりと行えば、長い期間保存できるようになります。
参考