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エキナセアの紹介と育て方。効能や使い方の参考も。

エキナセア

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エキナセアの概要

学名Echinacea purpurea
E.pallida
E.angustifolia
科名キク科・ムラサキバレンギク属
和名ムラサキバレンギク
別名パープルコーンフラワー
花言葉
開花期6月~9月
使用部位根・地上部
原産地アメリカ東部
草丈50cm~120cm
多年草

鮮やかな紫色、濃いピンクとも表現できる美しい色彩を持った花が咲きます。現代になって多くの薬効の発見によってハーブとして仲間入りを果たした植物です。

葉の指ざわりはざらつき、野生的な力を感じさせます。デイジーに似た大きな花で、中央部分が大きく膨らみます。毛を逆立てたかのような姿の中に繊細さも感じさせるところが不思議です。

特に根にメディカルハーブとして注目される力があるようで、免疫力を高め、風邪やインフルエンザの治癒をサポートしてくれると言われています。ガーデニングにも最適なハーブで、花壇の中でも彩り豊かに映えます。

エキナセアの種類

パープルやピンク系の他に、白い花を咲かせる「アルバ」という品種や、黄色い花を咲かせる「パラドクサ」という品種もあります。

一般的にメディカルハーブとしての品種よりさらに園芸品種が豊富で、オレンジやレッドの色彩を魅せる品種も多数。庭を彩る宿根草として人気があり彩にも最適な植物です。どの品種も観賞用としての魅力も高いです。

エキナセアの主な薬効作用

抗ウイルス、抗菌、免疫賦活、創傷治癒、消炎、

エキナセアの主な適用症状

感染症、治りにくい傷、風邪などのよる上気道の炎症、カンジダや尿道炎などの泌尿器系の感染症、

※免疫系の賦活作用は、鼻炎や花粉症に対する抵抗力も高めてくれるようです。

エキナセアの使い方の参考

健康を意識したティーに

エキナセアのティーには免疫力を高める効果が高いので、風邪やインフルエンザにかかってしまった場合も積極的に飲みたいナチュラルメディスンです。効率の良い摂取ができます。

うがい薬としても取り入れたい使い方。 抗ウイルス作用が代表的な薬効の一つなので、ヘルペスやインフルエンザなどの感染症予防にも効果的です。

※特に風邪の症状が表面化してしまい、集中的な効果を期待したい場合は、30分から一時間おきに飲むと良いとされます。

その他

エキナセアのチンキ剤は、傷の治りを早める薬として利用できます。抗菌力と消炎作用が期待でき、 傷口からの感染症の予防にもなるので覚えておくと良いです。虫刺され等にも効果的。

観賞性も高いのでドライフラワーにしたり、切り花としても最適です。

エキナセアの育て方と収穫

https://linobase.org/herbswitharoma_category/herbofupbringing

種の発芽率は少し低く、種からだと芽が出ないことも多いので、苗からの栽培が容易。 種からの場合は春に行い、夜の寒さがなくなった頃が適している。種が小さいため、直播よりはポット育苗してから定植した方が良い。苗の定植時期は春と秋。

根づいてからは育てやすい植物と言える。耐暑性があるので、夏も力強く花を咲かせてくれる。

肥沃な土が適している。一般的な培養土、花、ハーブ、野菜用などでOK。

肥料

肥料を好むので、元肥をしっかり与えて夏、冬を除いて定期的な追肥を。

日当たりと場所

日が良く当たる、水はけのよい場所が適している。

水やり

表土が乾いたらたっぷりと、鉢底からしたたり落ちる程度に与えてメリハリをつけることを意識。地植えの場合はほとんど必要ない。

病害虫

特に目立った害虫はないと言えるがうどん粉病には気をつけたい。

夏に意識したいポイント

耐暑性があるので管理は楽。水切れに注意する。次々に花が咲くので花がら摘みなどの手入れはまめに。

冬に意識したいポイント

宿根草で耐寒性はあるので冬越は容易。地上部は枯れるが根が枯れない程度に控えめに水を与えることを忘れずに。春にまた芽吹く。

収穫

6月~9月の花盛りの時期が収穫の時期。使いたい場合は開花後に地上部を丸ごと刈り取ってつるして乾燥保存する。根は秋口からがめどで掘り上げて収穫。よく洗って日陰で乾燥させる。

※乾燥させた根はより、抗アレルギー、リンパ系の強化や抗炎症作用が期待できると言われている。

※秋に株分けで増やせる。株元に新芽を見つけたら、親株と切り離して根ごと掘り上げる。

※花がらをまめに摘んだり、花後は切り戻し(収穫)して新しい花を咲かせることに意識を向けたい。その場合、花の先だけを切るのではなく、花茎の根元、株元に近いところで切り戻すようにする。

エキナセアのよもやまエピソード

現代に薬効が研究される前より、北米の先住民インディオたちは秘薬として、すでに昔から語り継がれていたようです。毒蛇にかまれた場合の解毒として用いたり、傷口にすりこんで利用していたという記録は今も現代に活きています。

彼らの営みから、とある研究者に伝わりこうしてメディカルな側面が世界中に広がりました。注目されるようになったのは第二次世界大戦の後です。

インターフェロンを活性化し、免疫力を高めることが医学的にも証明されたのです。