カレープラントの概要
学名 | Helichrysum angustifolium |
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科名 | キク科・ムギワラギク属 |
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和名 | – |
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別名 | エバーラスティング |
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花言葉 | – |
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開花期 | 7月~9月 |
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使用部位 | 葉・花 |
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原産地 | 地中海沿岸・南フランス |
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草丈 | 30cm~60cm |
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その場でたたずんでいるだけなのに、正にカレーのようなの匂いを放つハーブでそのユニークさがガーデンでの楽しみを増やしてくれそうです。
カレーの香辛料として使うことはないですが、銀白を散りばめたような薄グリーン色の細い繊細な葉が美しく観賞用として楽しめます。シルバーガーデンや花壇の縁取りの選択肢として知っておきたい植物です。
イギリスではイングリッシュガーデンに好まれて用いられているようです。黄色の花をまばらに咲かせ、その独特な花姿はドライにしてもほとんど形を変えないので、クラフトづくりにも最適です。別名のエバーラスティングの由来にもなっているようです。
カレープラントの種類
カレープラントの他に、近縁種のイタリアヘリクリサムという品種があります。南フランスの山に自生する種で、岩に寄り添うように小さく小さく顔を出します。 人は通り過ぎてしまうほど目立たない存在ですが、精油を抽出できる品種と言われます。フルーツを彷彿とさせる甘い芳香が感じられ、アロマテラピーにも用いられています。
カレープラントの主な薬効作用
リンパ液流れの促進、細胞再生、消炎、鎮痙、緊張緩和、
※主に芳香療法やエッセンシャルオイルを用いた際のものです。
カレープラントの主な適用症状
打撲傷、血栓症、関節炎、リューマチ、精神疲労
※主に芳香療法やエッセンシャルオイルの外用剤を用いた際のものです。
カレープラントの使い方の参考
料理に
一般的にはあまり用いませんが、香りづけに使うこともできます。サラダなどに少々の飽きを感じたら試してみると良いと思います。
ピクルスなどを作るときの香りづけに用いたり、煮込み料理の香りづけにも。 ただ、煮込みすぎると苦みが出るので、香りがついたら取り出すようにします。
花壇や寄せ植えにも
花壇の縁取りや寄せ植えの材用としても美しい。安定感のある花姿が長期にわたって楽しめる。主張しすぎない姿が他の花との調和を生み出しやすい。オレンジ色やブルーの色合いと混色させると美しさが際立ちます。
その他
リースやポプリなどのクラフトづくりやフラワーアレンジメントに最適と言われるのは花がドライにしてもきれいに保つため。 香りも長い期間残るので、束ねてつるしておけば虫除けにもなります。
香りの主張が強いのでガーデン物置などなら相性も良さそうです。 スパイシーな香りがその場の空気のよどみを消してくれます。梅雨時期のなんとも言えないジメっとした嫌な臭いにも。機能性も期待しながら観賞を楽しめます。
カレープラントの育て方と収穫
https://linobase.org/herbswitharoma_category/herbofupbringing
苗の定植時期は春から初夏。種からの栽培もできるが苗を入手しての栽培が容易。地植えなら株間30cm~。プランターなら小さく育てるのも大きく育てるのも好みで選んでも。
土
土は選ばないので、通気性のよ良い一般的なハーブ培養土でOK。
肥料
元肥を与え、適量の追肥を行うと良い。特に意識することはないので肥料を与える頻度に神経質になる必要もない。
日当たりと場所
日向から半日陰の場所で。
水やり
表土が乾いたらたっぷりと。やや乾燥気味を好むので湿りすぎに注意してメリハリをつけて与えるようにする。
病害虫
アブラムシが付きやすいようなので、見つけたら捕殺。又は日頃から自然農薬などで対策を。
夏に意識したいポイント
茂ってくると、株元が蒸れて枯れやすくなるので、適度に間引いたり収穫して楽しみながら手入れをすると良い。
冬に意識したいポイント
耐寒性があるので冬越は容易。秋口から伸びた枝の重みで倒れたような姿になったり、枯れ始めたら株元から切り戻しをして春を待つ。水やりもごく控えめにしながらも根が枯れないように適度に与える。
収穫
夏から秋にかけてが収穫の時期。茎ごと株元から切り取って束ねてつるします。花の後は株姿も乱れがちなので、収穫をしないにしても花後は半分ほどに切り戻しをする方が良い。 もちろん収穫せずに賑わいを保つのも良い。
※株分けや挿し木で簡単に増やすことができる。春先から初夏が適した時期。若い枝を用いる。
※秋には切り戻しを行い株姿を保つように心がけたい。まめに切り戻しをすると新芽がたくさんでて葉の数も花のボリュームも増えるので、草丈を抑えながらの管理が美しく仕立てるコツ。株姿が乱れたら大胆に株元から刈り取って仕立て直す。
カレープラントのよもやまエピソード
近縁種である、ヘリクリサムの精油も流通しています。カモミールやヤロウと似た芳香で、より甘みの強い香りはアロマ香水の素材として人気があります。
蜂蜜を連想させる芳香と表現されることもあります。是非、手に取ってアロマライフにも生かしたいですね。スキンケアコスメ作りにも使ってみたい精油です。