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クレソンの紹介と育て方。効能や使い方の参考も。

クレソン

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クレソンの概要

学名Nasturtium officinale
科名アブラナ科・オランダガラシ属
和名オランダミズガラシ、オランダカラシ
別名ウォータークレス
花言葉「不屈の力」「着実」「安定」
開花期4月~6月
使用部位茎・葉
原産地ヨーロッパ
草丈10cm~60cm
水生の多年草

ピリッとした辛さを感じさせる風味が特徴的なハーブ。野菜としてもカテゴライズされます。日本には明治初期に伝来し、森や谷に挟まれた 渓流沿いや沢などの水気の多い場所に自生するようになっています。

野草と言った印象が強く、繁殖力も旺盛な植物。現在は世界各地に帰化して野生化してます。 そのためとても強靱で 栄養が豊富に含まれ、特に ビタミンA、C 、オメガ3 などの成分が健康をサポートしてくれるとしてメディカルの面でも期待される植物です。

サラダや付け合せとして食卓に並べられることも多いです。 春から初夏にかけて小さな白い花を咲かせてくれます。ふわっとさり気なく地面に広がるので、日陰になりがちな場所でもナチュラルに素敵なエディブルガーデンを演出できそう。

クレソンの主な薬効作用

利尿作用、去痰作用、消化促進、抗菌作用、解熱

クレソンの主な適用症状

貧血 、むくみ、胃のもたれ、

クレソンの使い方の参考

料理に

生でサラダにしたり、茹でたじゃがいもと和えても美味しい。鍋料理にたくさん入れたり、スープやお味噌汁、おじやに入れても香りが活きて美味です。

軽くソテーしてつまみ菜としても活躍してくれます。 てんぷらにしたり、おひたしにも。 脂っこい料理の付け合わせにすれば、爽やかな後味で中和してくれます。

ドリンク&ティーとして

生の葉はスムージーなどの基本材料として少量加えたり、青汁のように活用するのも美味しい。試してみて。 ドライにしたクレソンはティーとしての活用もおすすめ。

特に利尿作用を期待したデトックス茶としても重宝。

キッチンハーブの代表として

ガラスビンなどに指しておくだけでも根を出すので、ハイドロカルチャーとして楽しむのも素敵。薄暗い場所でも大丈夫なのが嬉しい。緑がほしい場所に気軽に活用して。

クレソンの育て方と収穫

https://linobase.org/herbswitharoma_category/herbofupbringing

好む環境

キレイな水が側を流れ、湿った山土と木漏れ日が降り注ぐような涼し気な環境を好む。

種蒔き&定植

4月~5月と、9月~10月の春と秋がメイン。ポットなどに蒔いて育苗するのももちろんだけれど、直蒔き(ばらまき)して、間引きながら育てるのもいい。

発芽率は高く、種からの栽培は容易。水耕栽培にも適している植物。室内の窓辺で育てるのも相性良し。 好光性種子なので、種を蒔いたら土を被せないか、数ミリ程度軽く被せるのが良い。

排水性と保水性のバランスが良い土に。腐葉土たっぷりで保水性を特に意識した肥沃な土が適している。乾燥しやすい土は避けて。

肥料

元肥をしっかりと与えれば充分。定植時期、春などに堆肥などを与えておく。

日当たりと場所

直射日光がガンガン当たる場所は避け、半日陰くらいの日当たりがベスト。高温が大の苦手なので、 地植えなら 木々の株元などが理想的。

水やり

乾燥が苦手なので、水やりはまめに。乾燥するよりはある程度湿っている方がいい。特に苗が幼いうちは乾燥に敏感なので気をつける。 しっかり乾いてから水を与えると言うよりは 乾き始めたら…オン!!そんなイメージで。腰水での栽培も選択肢のひとつ。

病害虫

ヨトウムシ、アブラムシなど一般的な虫が付きやすい。その都度、自然農薬などで予防して。ついてしまったら一気に切り戻すのも手。早々に摘み取って食べちゃうのも対策のうち。

夏に意識したいポイント

とにかく高温乾燥、直射日光が苦手なので夏は特に半日陰の場所での管理を徹底する。高温に弱いと言っても、直射日光による高温がだめで、暑さ(気温)自体には強い印象を感じている。 夏場は水切れが早いので朝と夕方にたっぷりと水やりを。この時期はとにかく沢山摘み取って収穫するのが良い。腰水栽培の場合も水の高温化に注意!

冬に意識したいポイント

特に無し。地上部は寒さと同時にやがて枯れるが、多年草のため、冬を越して春にまた芽吹く。そのまま、春の芽吹きを期待する場合は時々、根が枯れない程度に水を与えておく。

収穫

収穫は一年中できる。種まきから60日~80日が収穫の目安。花が咲く直前が一番香り高く葉も柔らかい。 どんどん摘み取って料理に活用する。ベビーリーフとしてなら10cm程で収穫してもOK。葉を3~4枚残して摘み取れば、何度でも収穫できる。

※収穫期は大胆に株元で切り戻すと 株姿も整って、また、ぐんぐん育つ。

※株分け、挿し木、水差しでどんどん増やせる。

クレソンのよもやまエピソード

もともとは外来種でさらに生育も旺盛のため、日本の在来種を駆逐することも心配された植物。でも、栄養豊富、しかも美味しくて日本でも一気に山の恵みとして親しまれていきました。

わさびなどのように本来は澄んだキレイな水で育つ植物と言われますが、少々汚れた水場でも育ってしまうのはここだけの話。キレイな水で育てて美味しくいただきましょう♪

野菜として売られているクレソンの茎を使って水差しでどんどん増やしちゃえば経済的♫ 英語ではウォータークレス、フランス語でクレソンと呼ばれます。日本ではクレソンという名称が一般的。

ギリシャでは、知恵をつけるためにクレソンを食べるという言い伝えがあるのだそう。ヨーロッパで特にメディカルなハーブとして活用され、解熱を期待して活用されています。