イタリアンパセリは、1年~2年草として分類されています。
一年目は葉が柔らかいのでトウ(花芽)が立ったら摘心して花を咲かせないようにして長い期間、柔らかい葉を収穫して楽しむことが多いですが、二年目になると葉が固くなってくるので、花を咲かせて(トウ立ちさせて)種取り用として栽培するといいいですね。
種子採取の方法
種を取ると決めたら、トウ(花芽)を立たせます。摘心せずに好きに成長させるということ。
やがて、小さな花を放射状に咲かせるのですが、この一つ一つが受粉に成功して実をつけると、やがて種子になります。
この膨らんでいるのが、イタリアンパセリの果実。まだ緑色ですが、種子として採取できるまではまだまだ先です。
これは受粉が足りなかった様子です。果実が充分に実らずまばらで上手くいかないことも・・・。
これは”半熟”くらいでしょうか。徐々に熟していくまでは普通に水を与えて管理しますが、ある程度半熟な感じで熟してきたら、水やりは控えていきます。
※プランターでも地植えでも早々に整理したいのなら、この段階で採取して、完熟(乾燥)させることもできます。
ここまで茶色く熟したら水やりはしないで管理します。
しばらくしたら採取して、日陰で数日間乾燥させます。
イタリアンパセリの場合は1~2年草なので、種をつければ枯れます。
枯れるのを目安にしてもいいと思います。地植えなら水やりのコントロールはしにくいので、自然に枯れ始めた頃に採取すればいいでしょう。
乾燥させた種子は湿気に気をつけて、乾燥剤を入れた小瓶や、袋に入れて日の当たらない場所で保管します。春と秋に種播きしてまた、柔らかい新鮮な葉を楽しんで。