みんなに好かれようとせずに、”その人”を精一杯好きでいればいい。

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「誰にも嫌われたくない」そう思うのは悪いことではありません。でも、すべての人に好かれることなどファンタジーの世界でも難しいことです。
そんな思いのせいで、心が疲れてしまうのだとしたら、自分らしくいることができないのだとしたら、
今すぐその思いを手放して欲しいと心から思います。
関係を築く相手を好みで選ぶことは悪いことじゃない
みんなに好かれようとするあまり、苦手だなと思う相手、合わないなと思う相手、傷つけてくる相手にまでいい顔をする必要はありません。今すぐやめてしまいましょう。
近所付き合い、会社の付き合い、親戚との付き合い、本当に様々な人間関係があなたの周りを取り巻いていると思いますが、その中で気の合う人と親密さを築けばいいと開き直ることが大切です。
気の合わない人たちがいても、合わせなければいけないのが社会の常識とおもいこんでいたり、どんな人であろうと同じように接するのが大切という美徳を守ろうと、自分自身をがんじがらめに締め付けずに心が感じている感情を大切にして素直になりましょう。
嫌いな人は嫌いと割り切っていいのです。それが人として当たり前の姿。溢れてくる感情を無視しても意味がありません。
嫌いな相手と関わりを持たなればいけないとしても、そっと距離をおいて、最低限のコミュニケーションに留めておくほう賢明です。
自分の感情に素直にならなければ心は決して癒やされることはないし、成長もできない
すべての人を愛することができれば、それはとても尊いことです。人間としての基本的な資質として全ての人類がそうなるように成長していくことが理想であることは間違いありません。
ですが、それを”演じて”しようとしても全く意味がありません。それこそ自分自身を失い、ロボットのようになってしまいます。
むしろ、自分も未熟な人間の一人だと認識して感情に素直になることのほうが何倍も大切なことです。
いい人でありたい、優しくありたいと思うことは素敵なことですが、「嫌いな人はいない」と断言できる人はいないのです。
残念ながら世の中には悪意を持った人はいるし、あなたを傷つけようとする人もいるでしょう。
避けて欲しいのは、あなたの心が常に傷つけられて、傷が「蓄積」してしまうことです。
傷つけられたら、怒ればいいし、時には人に優しくできない時もあるでしょう。そんな時に自分を責めすぎてはいけません。実際に相手を傷つけることは断じて、してはいけませんが心の中でならいくらでも、悪態をついてもいいのです。
もちろん反省することは大切なことですが、感情を無視して心をがんじがらめにする必要はありません。そこまであなたが我慢する筋合いはないのです。
生まれた感情を素直に味わって、手放していきましょう。そこで感情を押し殺してしまうと手放すことが返ってできずに、いつかあなたの心は邪悪なものに蝕まれてしまうかもしれません。
いい人でいることをやめて、嫌いな人、悪意を感じた人からどんどん離れていきましょう。
あなたにとっていちばん大切な人を精一杯好きでいればいい
あなたが誰かを愛すればあなたは愛される人になるのです。これは世の中のシンプルな法則の一つです。
ここでそんなことを言うと、多くの人を愛さなければ”いけない”のだろうかと思うでしょうか。
多くの人に好かれたいから、多くの人を好きになればいいのでしょうか。
その打算的な好意は何も生み出すことができません。心の疲れは癒やされるどころか、増してしまうはずです。少々厳しい言い方をすれば、「多くの人を好きになれる」なんて、思い上がりでしかありません。
そういった自分でも気づかない巧妙な自分の中に芽生えるエゴは、自分の心を疲れさせてしまうのです。
むしろ実際は、好意を求めているばかりになってはいないでしょうか。自分からは好意を示さないのに待っているだけというのは傲慢であるし、心が疲れるのも当然の結果です。
多くの人を好きになろうとする必要はありません。あなたのそばにいる身近な大切な人に精一杯に思いを向ければいいのです。
愛情、友情、感謝、あなたのそれらの想いはあなた自身を癒し始めます。これらの思いは溢れ出てくるものなので”大切な人”を思い浮かべて、自然と溢れてくるそれらの思いに自分の心を委ねてみて下さい。
自然と溢れ出てこなければ意味がありません。好きなフリ、感謝しているフリでは、心を癒すことはできません。だからこそ、一番身近で大切だと思う人を、改めて思い浮かべて欲しいのです。
そこから自然と輪が広がり、つながりが生まれていきます。あなたを助けてくれる人、力を貸してくれる人、思いを共有してくれる人が次々と現れてくるでしょう。あなたが求めていた好意はつながりだと気づくことになります。
一人への想いはやがて”自然”に波及していくのです。とてもシンプルな法則です。
そのことを心の片隅に信念として持つことができれば、心の疲れがどんどん蓄積してしまうことは避けられます。
一人の人を精一杯”好きでいる”、”大切に思う”という想いそのものこそが心を癒す方法の一つでもあります。たくさんの人に好かれる必要などないと思える数々の幸福感を味わう事ができるでしょう。
平穏で安定したエネルギーが日常に流れ始めます。
求めているだけだと人の心はどんどん疲れていきますが、たった一人の誰かを好きでいることであなたはその相手にエネルギーを与えているのと同じことになります。
多くの人に好かれようとする心理は心を疲弊させますが、たった一人を好きでいることは容易く、そして与えることによって充足感すら得られるのです。受け取ることがだけが癒しではありません。与えることでも人は癒されるのです。